第3回定例研究会 終了

言語社会心理学研究会(SPLaD)第3回定例研究会

(参加者:11名)

日時:2019年1月26日(土)14:00-17:00
場所:国立国語研究所 1階 中会議室

【プログラム】
14:00-15:20 発表1  「日中接触場面における依頼談話の展開と相対的ポライトネス」
発表者:野村琴菜(お茶の水女子大学大学院)
要旨:これまでの依頼に関する一連の研究から、日本語母語話者(JNS)と中国語母語話者、中国人日本語学習者(CJL)の依頼談話展開には違いがあることが明らかになっている。発表ではJNSとCJLの接触場面に焦点をあて、依頼談話の展開を確認する。さらに、ディスコース・ポライトネス理論(宇佐美2001他)の鍵概念の一つである相対的ポライトネスという観点から展開を見直し、話し手と聞き手の見積もり差をより明確に探る方法について検討したい。

15:20-15:30  休憩

15:30-17:00 「『断り』言語行動の日中対照研究―日本語母語場面と日中接触場面における談話展開を中心に―」
発表者:高揚(筑波大学大学院)
要旨:本稿では、多言語母語の日本語学習者横断コーパス(I-JAS)のロールプレイのデータを使用し、「依頼」に対する「断り」言語行動の談話展開を分析した。その結果、日本語母語場面と日中接触場面での「依頼」に対する「初出断り」、「断り」の「終結部」および「再依頼部」から「受け入れ部」までの段階における「断り」談話の連鎖の異同およびその原因が明らかになった。
本稿から、教室における会話指導では、単に言語形式だけに執着するのではなく、会話の始め方と終わり方および談話展開、言語間の丁寧さや配慮に関する考え方の違いを学習者に意識させることが重要であると主張する。

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